IT系国家資格について

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IT資格について

IT資格の取得

IT資格の取得により、企業などに対してITに関するスキルや知識の証明をすることができます。これによりIT業界をはじめとした就職や転職を有利に進めることができる可能性が生まれます。さらに、資格取得による手当や報奨金を受け取ることができる企業も存在します。キャリアアップや昇給の有効な一手と言えるでしょう。

IT資格の種別

IT資格は主に3種類に大別されます。
種別概要
国家資格国の法律に基づいてスキル評価する資格
ベンダー資格企業やベンダー(メーカー)が主催する資格
民間資格民間団体や企業が任意に認定する資格

IT国家資格について

IT国家資格の種類と難易度

引用:https://programmercollege.jp/column/32521/
上図は、IT国家資格(略称)とその難易度をまとめたものです。一般的な社会人が目指す国家資格は、14種類存在します。
これらは独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」により執り行われ、いずれも経済産業省が「情報処理の促進に関する法律」に基づいて、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定水準以上であることを認定する国家資格となります。

難易度を考慮すると、「ITパスポート ▷ 基本情報技術者試験 ▷ 応用情報技術者試験」という順序で受験するのが望ましいでしょう。

各資格の基準と対象について

各資格の正式名称とその基準ならびに対象をまとめたものが下表です。
Lv.4資格の緑字はマネージャー向け青字は実務者向けです。
ITSS       資格名称        基準      対象者
Lv.1ITパスポート試験情報技術の最低限の
基礎知識を有する
すべての社会人
Lv.2基本情報技術者試験上位者の指導下で、
要求された作業を
担当できる
IT業界で基礎的な知識とスキルを
用いて働く者
Lv.2情報セキュリティマネジメント試験上位者の指導下で、
要求された作業を
担当できる
IT業界で基礎的な知識とスキルを
用いて働く者
LV.3応用情報技術者試験要求された作業を
独力で遂行できる
IT業界で応用的な知識とスキルを
用いて働く者
Lv.4ITストラテジスト試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4ITサービスマネージャ試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4プロジェクトマネージャ試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4システム監査技術者試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4情報処理安全確保支援士試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4エンベデッドシステムスペシャリスト試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4システムアーキテクト試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4データベーススペシャリスト試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4ネットワークスペシャリスト試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者
Lv.4情報セキュリティスペシャリスト試験独力で業務課題の
発見と解決を
リードできる
情報システムの構築と運用を担うための
高度な知識とスキルを必要とするIT技術者

まとめ

◾️IT資格の取得により、キャリアアップや昇給の可能性が広がる
◾️IT資格には、「国家資格」「ベンダー資格」「民間資格」の3種類がある
◾️IT国家資格は14種類ある
◾️推奨受験順序は、「ITパスポート ▷ 基本情報技術者試験 ▷ 応用情報技術者試験

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