お酒の種類について

グルメ・お酒

お酒とは

「お酒」の定義

お酒とは一般的に、アルコールを含む飲料を指しますが、
お酒に関する法律「酒税法」では、「アルコール分1度以上の飲料」が酒類として定義されています。
アルコール分(アルコール度数)=「温度15度の時において原容量100分中に含有するエチルアルコールの容量」であり、アルコール飲料に含まれるアルコール(エタノール)量の割合を%表現したものになります。

つまり、1度以上または1%以上のアルコール体積濃度がある飲料は、全てお酒に含まれます。

お酒の種類

お酒の種類      概要         特徴
醸造酒果実や穀物などを原料に、
酵母を加えて発酵させたもの
・原料に含まれる糖やデンプンが発酵して、
 アルコールになる
・アルコール度数は高いもので20%程度
蒸留酒醸造酒を蒸留したもの・蒸留をするため、
 醸造酒と比較してアルコール度数が高い
混成酒醸造酒・蒸留酒を原料に、
果実や香料などを加えて造られるもの
・代表的なものはリキュールで、
 カクテルやお菓子を作る際に使用される
・味や香りが豊かでバラエティに富む
主にお酒は、「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3種類に大別されます。
それぞれの概要や特徴は上記のとおりです。

なお蒸留とは、液体を加熱して気体化し、再度液体化する一連のプロセスを指します。水よりもアルコールの方が蒸発しやすい(沸点が低い)性質を利用して、より純度の高いアルコールを取り出すことができます。

お酒の詳細な分類

お酒の種類詳細な分類備考
醸造酒ワイン赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなど
醸造酒日本酒吟醸酒、純米酒、本醸造酒など
醸造酒ビール類エールビール、ラガービール、発泡酒など
蒸留酒焼酎焼酎乙類、焼酎甲類、混和焼酎
蒸留酒ウィスキーモルトウィスキー、グレーンウィスキー、ブレンデッドウィスキーなど
蒸留酒ブランデー
蒸留酒ジン
蒸留酒ウォッカ
蒸留酒テキーラ
蒸留酒ラムヘビーラム、ミディアムラム、ライトラムなど
混成酒リキュールハーブ系、果実系、種子系など
混成酒果実酒梅酒、あんず酒、ゆず酒など
上記のように、醸造酒・蒸留酒・混成酒はさらに細かく分類することができます。

各お酒の詳細

醸造酒

醸造酒には、「ワイン」「日本酒」「ビール類」の3種類が分類されます。
ワイン
ワインの種別           造り方
赤ワインブドウの果実・皮・種を発酵して造る
白ワインブドウ果汁のみを発酵して造る
ロゼワイン赤ワインと同じ原料を用いて、途中で皮を取り除いて造る
スパークリングワイン任意の手法で、ワイン製造工程中に炭酸ガスを含ませる
ワインは、醸造酒の代表的存在です。ブドウの果実や皮などを原料として造られます。
長い歴史を持つお酒ですが、その始まりは自然に潰れたブドウが発酵したことからだと言われています。

主にワインは、「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」に大別されます。さらに発泡性があるものは「スパークリングワイン」と呼称されます。それぞれの造り方は上記のとおりです。
特にスパークリングワインについては、フランスのシャンパーニュ地方で一定の基準を満たして製造されたものは「シャンパン」と呼ばれ親しまれています。
日本酒
日本酒は、米や米こうじを原料に造られるお酒です。一般的には、食事用の米ではなく、酒造用の「酒造好適米」を使用して造られます。
その起源は、稲作が広がった弥生時代に造られたという説や、より古い縄文時代に生まれたとする説もあり、ワインと同様に長い歴史を持っているお酒です。

日本酒の特徴として、温度によってその味わいが変化する点が挙げられます。「冷酒」「冷や(常温)」「熱燗」など食事や季節などに合わせて、美味しく飲むことができます。

日本酒は、原料であるお米の精米歩合により、吟醸酒、純米酒、本醸造酒など細かく8種類に分けることができ、それぞれ味わいや香りが異なります。

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